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外科

外科について

外科について

傷やケガ、やけど、異物除去などの治療を行います。魚の目の処置や皮膚腫瘍(粉瘤・脂肪種など)の外来手術も行っております。
より高度な治療が必要な場合は専門医療機関にすみやかにご紹介し、患者さんが適切な医療を受けやすくなるよう努めています。お気軽にご相談下さい。

当院が行っている外科的治療

粉瘤(アテローム)

垢や皮脂が皮下にたまった結果、袋状のできものを形成した良性の腫瘍です。治療には袋ごと完全切除する摘出術が必要です。また、しばしば感染を起こすことがあり、その場合は一度皮膚を切開して膿を出し、感染が落ち着いたのちに改めて摘出術を行います。

ひょう疽・爪周囲炎

爪の周りの傷から入り込んだ細菌によって引き起こされる感染症です。爪の縁に沿って腫れや痛みなどの症状が現れます。治療は抗生物質の内服や切開排膿が行われます。

陥入爪

爪の左右の角が皮膚の内側に食い込んで炎症が生じる状態を「陥入爪(かんにゅうそう)」と呼びます。爪の変形や誤った爪の切り方、足に合っていない靴の着用などが原因となります。症状が進行し歩行に影響を与える場合、迅速な治療が必要となります。

創傷処置・創傷処理

怪我をした場合は、傷口を清潔に保ちつつ、回復を促します。創傷被覆材の使用や創縫合など、創部の状態に応じて治療法を選択します。

皮膚皮下腫瘍摘出術

いぼ、粉瘤、脂肪腫などの除去処置を指します。局所麻酔を行い、これらの病変を切除します。病変の数やサイズ、発生場所によっては、複数回に分けての切除が必要な場合もあります。

異物摘出術

身体の奥深くに入り込んだトゲなどの異物を取り除く処置を指します。必要に応じて局所麻酔を施行します。

熱傷(やけど)

やけどをしてしまった場合は、直後に出しっぱなしにした冷たい水道水で10~30分程度冷やし続けてください。着衣の上から熱い液体がかかってしまった場合などには、服を脱がさず、服の上からそのまま冷水をかけて下さい。指輪や時計などをしている場合は、直ちに外します。病院に着くまでは 冷たく濡らしたタオルで患部を冷やしてください。範囲が広い場合、顔、関節などのやけど、やけどをした部位に痛みを感じないなどの場合は、はじめから専門医療機関を受診してください。

咬傷(ヒト咬傷、動物咬傷)

咬傷は、歯に付いている雑菌が傷口に侵入することで、感染が起こりやすい創傷です。治療は洗浄、抗菌薬の使用、また必要に応じて破傷風予防ワクチンの接種などを行います。特に動物による咬傷の場合は、可能な限り水道水で患部を洗浄し、早めにご相談ください。

うおの目(鶏眼)

皮膚に継続的に摩擦や圧力がかかり続けた結果、その部分が硬くなって生じたもの(角質肥厚)です。中央にくぼみや白い点があり、これが小さな目に見えることから「魚の目」、「鶏眼」などと呼ばれます。中心部の「芯」と呼ばれる角質栓が皮膚の深部に向かって増殖し、神経のある部分まで食い込むと、歩行時に強い痛みを感じることがあります。
サリチル酸含有の外用薬の使用、芯の除去、生活習慣(歩き方、足に合わない靴など)の改善によって、治療や再発予防を行います。